HOME > 離婚悩みコラム > ご存知ですか?離婚調停前置主義とは?
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日本では離婚裁判をいきなり起こすことはできません。
離婚裁判は必ず離婚調停を経て行うという決まりがあり、
これを「離婚調停前置主義」と呼んでいます。
つまり、離婚調停が不成立に終わっていることが
裁判ができる条件なのです。
そのため、弁護士に依頼したところ、最初から離婚調停を不成立にして
裁判に持ち込もうとする人もいるようですが、これは問題外です。
裁判になることで費用と時間がかかりますので、
できれば調停で終わらせるのが理想的です。
また、裁判と変わらない効力を持つ、強制執行ができる調停調書という書類も
作成できるため、よほどのことがない限り、裁判まですすむ離婚は少なく、
現在のところ、全体の1%ほどにとどまっています。
そもそも離婚調停前置主義というのは、家庭のことは家庭内での話し合いで
決着をつけたいという実に日本的な発想から生まれたものです。
離婚はデリケートな問題ですので、やはりいきなり裁判で争うよりも
話し合いによって解決するのが平和なのかもしれませんね。
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