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「もともと体の相性がよくなかったのですが、ここ数年は夫との性交渉が苦痛で
拒み続けています。それが原因で離婚になった場合、慰謝料を請求されますか?」
近年、セックスレス夫婦は非常に増えてきています。
特に夫のほうに問題があり、積極的に行為に及ばないという場合が多いようです。
しかし、今回のように妻が性交渉を苦痛に思い、拒み続けたために
離婚が成立した場合には、夫から慰謝料を請求されます。
反対の場合も同様です。
もちろん、性交渉がなくてもお互いがそれで不満もなく、夫婦が円満であれば
問題はありませんが、ほとんどの場合はどちらかが不満を持ち、
それが離婚にまで発展することも少なくありません。
また、相手が嫌がっているのに無理やり性行為に及ぶのは、
人格を踏みにじる行為とみなされる不法行為となります。
そして夫婦生活が完全に破綻しているのに暴力的に性行為に及んだ場合には、
強姦罪が成立するケースもあるということです。
比率でみると、意外にもセックスレスに不満をもっているのは妻のほうが多く、
夫のほうが妻との性行為を苦痛に感じているケースが多いということですよ。
離婚に発展しないためにも、不満があれば胸にしまいこまず、
思い切って話し合ってみることも大切なのかもしれませんね。
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嫁姑バトルの末の離婚でも慰謝料はもらえるの?
「結婚当初から夫の姑と同居していますが、姑のいじめがひどく、
夫にもたびたび訴えてきたのですが、相手にしてくれませんでした。
離婚を決意しましたが、離婚の直接の原因である姑から慰謝料はとれますか?」
基本的には夫婦生活を円満にしていく義務は配偶者にありますので、
この場合、夫が妻と姑の間がうまくいくように調整したり、
必要であれば、別居を提案することもできたはずです。
しかし、妻が再三訴えたにもかかわらず何も努力をしなかったとなると
当然夫からは慰謝料をとることができます。
しかし、いくら直接の離婚原因になったとはいえ、姑から慰謝料をとるのは
かなり難しいといえるでしょう。
なぜなら、姑からうけたいじめや仕打ちを証明しなければならないからです。
たとえば、姑が嫁の悪口を近所に言いふらし、
そのせいで精神的ダメージをうけ、精神科に通ったとなると
その診断書が必要ですし、近所の方からの陳述書もとらなければなりません。
もし仮に証明できたとしたら、そのいじめの程度にもよりますが、
100万円くらいの慰謝料が期待できます。
さらによほどの悪意が証明できた場合なら200万円くらいまでは
請求できるでしょう。
しかし、考え方の違いや生活習慣のずれなどの場合には
姑側が「いろいろと指導してあげた」と言ってしまえばそれまでとなりますね。
また、最近では、姑のいじめではなく、嫁側のいじめも深刻化しているようです。
寝たきりの姑の食事を作らなかったり、介護を放棄したり、
姑が精神的苦痛を訴えるケースも増えているということです。
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離婚して夫の両親から慰謝料が取れるのか?
離婚の原因にはいろいろありますが、最近特に増えているのが
DV(ドメスティックバイオレンス)つまり、配偶者からの暴力です。
暴力というと殴ったり、蹴ったりすることばかり思いつきますが、
実は罵倒を浴びせる、反対に無視するなどなどの精神的苦痛もDVに入るのです。
ですから、暴力行為、精神的虐待が原因で離婚に至った場合には、
離婚の際、慰謝料の請求ができます。
慰謝料は、DVの回数や期間、経緯、継続性、苦痛の度合い、ケガや後遺症の程度などを
考慮して算出されます。
DVによる離婚の慰謝料の相場は、だいたい50~500万円くらいだといわれています。
DVの場合、被害者側は「とにかく離婚さえできればいい」
「仕返しが怖いで慰謝料はいらない」などと考えがちですが、
きちんとした証拠があれば支払われるものですので、
たとえ弁護士をたててでも請求すべきだと思います。
証拠はできるだけ細かく、DVに遭った日、時間、内容のほか、
病院の診断書などもきちんととっておくといいですね。
言葉による罵倒なども日記などに残しておくと証拠として提出できますので、
内容とともにそのときの気持ちも記しておきましょう。
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セックスレスで離婚、慰謝料は請求されるの?
「ギャンブルにのめりこんで働かず、生活費を入れなくなった夫と離婚を決めましたが、
慰謝料を請求しても払えそうにありません。
こんなとき、裕福な夫の両親に慰謝料を請求できますか?」
この場合、夫の行為は「悪意の遺棄」にあたり離婚原因が認められますので
当然慰謝料の請求も可能です。
「夫がダメなら、その両親からでももらいたい!」と考える人は多く、
このような相談は珍しくないようですね。
しかし、慰謝料を支払う義務があるのはあくまでも夫です。
ですから、原則として、夫の両親から慰謝料をもらうことはできません。
夫に慰謝料を請求し、今は払えるものがないということであれば
分割にして払ってもらうこともできます。
また、夫が仕事を探しているの見つからず、使っていたお金も
常識の範囲内だったとすると妻にも夫の扶養義務があることから
慰謝料が認められないこともありますよ。
夫の両親に慰謝料が請求できる可能性があるとすれば、
夫が実家の家業を手伝ったお陰で家業の資産が増えたときです。
これが証明できるものがあれば、家業の資産に対する夫の持ち分に
財産分与が認められることもあるようです。
ただ、これを証明するのはかなり困難かもしれません。
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離婚するときの慰謝料の相場
だれにでも秘密の1つや2つあるものです。
たとえそれが夫婦だとしても・・・ですね。
リサーチ会社「アイシェア」が20代から40代の男女約400名を
対象に調べたところ、おもしろい結果が出ています。
Q.誰にも言えない墓まで持っていきた秘密はありますか?
・ある・・・42.2%
・ない・・・57.8%
ナント、約4割の人は何かしら秘密があるようです。
しかもこれは年齢が上がるにつれてその比率が高くなることもわかっています。
気になる内容については、ダントツで「恋愛関係」が多く、
約6割を占めています。
女性だけをみると約7割とさらに高い割合になります。
他には病気関連、家族関連と続いています。
やはり、恋愛関係の秘密ということは「浮気系」なのでしょうか。
これは夫婦の場合、離婚の致命的な原因になりかねませんので、
秘密にするのなら、決して口にしてはいけませんね。
年齢を重ねて人生経験が増えれば増えるほど、秘密も増えるということでしょうか。
「もし、匿名なら告白できるか?」という質問には8割以上の人が
「たとえ匿名だとしても言いたくない」と答えているところを見ると
何だか知るのが怖くなってきます。
いずれにしても、誰かを傷つけたり、不幸にするような秘密なら
墓まで持っていくのが賢明なのかもしれません。
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