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昔から「子は鎹(かすがい)」といわれ、夫婦仲が悪くても
子供がその間をとりもってくれたり、子供がいることで
絆が深まったりすると考えられてきました。
けれども、今回、スイスのヌーシャル大学が驚くべき
調査発表を行ったのです。
それは「子供の存在が夫婦関係に悪影響を与え、場合によっては
夫婦を離婚に至らしめることもある」という内容です。
さらにこのテーマで論文を執筆中の社会学者
「ファビエンヌ・シュテットラー」氏は、
「子供の存在は離婚の時期を先延ばしにしているだけで
離婚を思いとどまらせる力はない」と述べているのです。
そして、あらゆる調査からわかったことは最も離婚が多いのは
結婚後4年後、末の子供が3歳から5歳の間だということです。
付き合いの短いカップルほど、離婚しやすく、
年齢差が大きく特に女性のほうが年上の夫婦の離婚率が高くなることもわかっています。
確かに日本の芸能界を見ても、姉さん女房夫婦の離婚率は
高いといえるかもしれませんね。
しかし、個人的には、子供がいるから離婚を考えなおし、
何とか修復する努力をしてほしいと願わずにはいられません。
子供はいつの時代も「かすがい」であり続けてほしいものです。
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子どもを傷つけないで離婚の話を進めたい。
妻が夫の知らない間にブランドもののバッグや洋服、エステにはまってしまい、
ついにはサラ金にも手を出すことは少なくありません。
何とかやりくりして返済できるうちはいいのですが、
借金の督促状や取り立てが家にも来るようになることで
夫にもばバレてしまうことが多いようですね。
これは離婚理由として認められますが、問題は借金です。
通常、夫婦の場合、生活必需品を買ったり、支払いをする場合、
妻は夫の許可をいちいちとる必要はありません。
これは法律でも夫婦は日常家事に関する行為については
互いに代理権を持つと定められているからです。
さらに夫婦は相手が独断で行う日常生活に関する買い物や支払いに関して
連帯責任を負うことが義務付けられいています。
けれども、このように家庭の収入や生活レベルと
あまりにも分不相応な買い物や浪費、ギャンブルでできた借金にまで
連帯責任はありません。
ですから、取り立てが夫のところにまでしつこく来る場合は
その旨をはっきりと伝えるべきです。
その上で警察や監督行政庁に刑事告訴や行政処分を申し立てることができるのです。
万が一、別居になった場合は、これ以上妻にクレジットカードを
使わせないように早めに解約手続きをしておくことをおすすめします。
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サラ金の借金やパチンコが離婚の理由になるか?
離婚はしていないけれど、夫(妻)が行方不明で生死さえも
わからない場合は離婚できるのでしょうか。
現在のところ、民法では離婚事由として、3年以上の生死不明の場合という
規定があり、最後の消息から計算して3年以上、生きているのか
死んでいるのかわからないときには、離婚が認められるのです。
ただし、音信不通であったとしても生存がはっきりしている場合には
認められません。
どこにいるかがわからなくても生きていることがはっきりとわかっていれば
「生死不明」ではなく、ただの「行方不明」となるからです。
たとえば、フラッと出て行ったきり、行方がわからなくなり、
警察に捜索願を出しても見つからない場合は「生死不明」とみなされます。
また、生死不明となっている原因や生死不明者の過失等は問われませんので
配偶者に3年以上の生死不明状態が続いていれば離婚原因として
認められるというわけです。
離婚する場合は、裁判離婚という方法のみで、地方裁判所に
提訴を行い、離婚判決を得ることになります。
離婚の判決が確定した場合には、仮にそのあとで当人が姿を現したとしても
判決が取り消されたり、無効になったりすることはありません。
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民法が定める離婚理由とは?
両親が離婚した場合、子供から「どうしてお父さん(お母さん)と結婚したの?」と
聞かれることが多いようです。
自分がどうして生まれたのかを知りたいという気持ちは
人間として当然の感情であり、両親が離婚していない子供でも
一度は聞いたことがあるはずです。
それは子供にとって、両親が結婚した理由が
自分が生まれたルーツにつながる重要なことだからです。
けれども、両親が離婚した子供の質問には少し違った感情が含まれています。
「どうして結婚したの?」の裏には「どうして離婚したの?」という疑問が
セットになっているのです。
つまり、結婚するほど好きだったのに離婚してしまったのかという疑問です。
それは、両親が仲良くしている姿を知らない子供や
物心ついたころにはすでに両親の仲が悪かった場合に多く見られるようです。
中には、もう思い出したくないからといって、ごまかしたり
話をそらしたりする親もいるようですが、これはNGです。
子供は両親が愛し合っていたから生まれた子供だと確認したいのです。
その期間は人によってさまざまであり、ごく短い夫婦もいるかもしれませんが、
どんな両親だって、結婚するときはお互いへの愛情に満ち溢れていたはずです。
子供には「お父さんとお母さんが愛し合って結婚して
あなたが生まれたのよ」と事実を伝えてあげてください。
これが子供の心を安定させ、自分を肯定する力となり、
自分が生まれた理由を理解して安心するのです。
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離婚のこと、子供にどう伝える?
7月24日、ついにアメリカのニューヨーク州で
同性婚を認める法律が施行され、この日を待ちに待った同性カップルが
続々と挙式を行いました。
この日、ニューヨーク市では、事前に結婚の申請をしていたカップル
823組が次々と市庁舎を訪れ、めでたく夫婦となりました。
ニューヨーク市の市庁舎では簡単な挙式が挙げられることから
ウエディングドレス姿やタキシード姿、
ブーケを持った人が長い列をつくったということです。
ニューヨーク州といえばすでに同性婚を認める6州の中でも
最も人口が多いため、当然同性婚カップルも多いので
今後はさらに挙式を行うカップルは増えると思われ、
向こう3年間で6万組以上の同性婚が見込まれています。
これを受けてブライダル産業や観光業界では
さまざまなキャンペーンを予定しており、大きな経済効果が期待されています。
ニューヨーク州で初めての同性婚を挙げたのはお互い孫がいる
53歳と54歳の女性で、日付が変わった直後に晴れて夫婦となりました。
それにしてもこんなに多くの同性カップルがいたことには驚きですね。
残念ながら日本では現在のところ、同性婚は認められていませんが
合法化を望んでいる人はたくさんいるのかもしれません。
ちなみに結婚があるということは、同性カップルによる
離婚もあり得るということになりますね。
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都道府県別による離婚率と県民性
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