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夫婦の愛情の問題は周りから見てもわからないところが多いので
妻が夫から愛されていないと感じるだけでは
離婚理由になるかどうかは微妙です。
もちろん民法にも夫婦の愛情に関する記載はありません。
たとえば、夫は毎日仕事で遅くなり、休日出勤も当たり前、
誕生日や結婚記念日のお祝いもなし、ほとんど会話もない状態。
けれどもきちんと生活費は入れてくれているし、DVなどもなく
ただ仕事一筋で家庭を顧みない。
このような場合、妻がいくら離婚を切り出したとしても
夫には離婚される理由がわからず、スムーズにはいかないでしょう。
これだけでは離婚理由である「婚姻を継続しがたい重大な事由」として
認められるのは難しいと思われます。
ただし、中には長期間にわたる夫の妻への消極的な態度や
妻が関係修復の努力をしているのに夫が全く応じないなど
改善が不可能という場合は、離婚が認められることも
ないとは言えません。
まずは夫婦間での話し合いが望ましいのですが、
どうしてもできないないときには夫婦関係の修復を目的とした
調停を申し立てることもできます。
できれば、調停の前に夫婦間で話し合い、
夫に自分の気持ちをきちんと伝えたうえでその後の解決策を
模索するのが賢明です。
おそらく夫は全く離婚する気はないですし、
妻の気持ちを初めて知ることになるはずです。
自分では家族のためにきちんと働いて生活費も入れているので
離婚を考える妻の気持ちはなかなかわかってもらえないかもしれませんね。
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